我が家の築30年の和室は、長年の使用で畳の表面が傷み、ダニやカビの心配も尽きませんでした。特に子供が生まれてからは、フローリングの方が掃除もしやすく衛生的だと考え、思い切って畳部屋をフローリングにリフォームすることを決意しました。これが、私たちの新しい生活空間への第一歩でした。まず、複数のリフォーム業者に見積もりを依頼しました。各社の提案や費用、工期を比較検討する中で、床下の状態確認を丁寧に行ってくれたA社に依頼することにしました。畳を剥がしてみると、案の定、床下の一部に湿気による軽微な腐食が見つかりましたが、A社の担当者が迅速に補修プランを提示してくれたため、安心して工事を進めることができました。工事はまず、古い畳の撤去から始まりました。畳を運び出す作業は予想以上に大変そうでしたが、職人さんたちが手際よく作業を進めてくれました。その後、床下地の補修と平坦化作業が行われ、その上に新しいフローリング材が張られていきました。私たちは、明るい色合いの複合フローリングを選びました。このフローリングは、表面に傷がつきにくく、掃除がしやすい加工が施されているとのことでした。工事期間は全部で4日間。その間、和室は使えませんでしたが、職人さんたちの丁寧な仕事ぶりを見ていると、期待感で胸がいっぱいになりました。そして、ついに工事が完了し、新しいフローリングの部屋を目にした時、その変貌ぶりに家族全員で驚きの声を上げました。以前の暗く古びた印象は一新され、明るく開放的なモダンな空間が広がっていたのです。床の色が明るくなったことで、部屋全体が広く感じられ、窓から差し込む光もより一層輝いて見えました。新しいフローリングは足触りも良く、子供たちは早速、新しい床の上で嬉しそうに走り回っていました。以前は気になっていた足音も、選んだフローリング材のおかげで以前よりも響きにくくなったように感じます。掃除も格段に楽になり、ホコリや髪の毛が目立たず、サッと拭くだけでピカピカになります。このリフォームを機に、部屋の家具も一新し、念願だった大型のソファを置くことができました。畳部屋だった頃には考えられなかった、おしゃれで機能的なリビング空間が実現し、家族の団らんの時間もより一層充実するようになりました。畳部屋をフローリングに変えるという決断は、私たちにとって大成功でした。