私は2年前に実家のお風呂を新しくしましたが、その際にお風呂リフォーム費用の見積もりで見通しが甘かったために大きな教訓を得ました。当初、大手メーカーのショールームで気に入った最新のシステムバスを選び、リフォーム会社からは約90万円という提示を受けていました。予算は100万円と決めていたので、これなら十分に収まると安心して契約を結んだのです。ところが、いざ工事が始まって古いタイルを剥がしてみると、予想もしなかった事態が判明しました。浴室の入り口付近の柱がシロアリの被害に遭っており、さらに浴槽の下のコンクリート部分にも深い亀裂が入っていたのです。職人さんから「このまま新しいお風呂を設置すると数年で傾く恐れがある」と告げられ、急遽土台の補修と防蟻処理を追加することになりました。この追加工事だけでお風呂リフォーム費用は15万円も跳ね上がり、最終的な支払額は105万円に達してしまいました。わずか5万円の予算オーバーではありましたが、最初から予備費を確保していなかったために、予定していた洗面所の壁紙の張り替えを諦めることになったのは非常に残念でした。この経験から学んだのは、特にお風呂のリフォームにおいては「見えない部分」にこそリスクが隠れているということです。築20年を超えている物件であれば、見積もり時点で5万円から10万円程度の追加補修が発生することを前提に予算を組むべきでした。また、ショールームで気分が盛り上がり、ジャグジー機能や調光ライトといった贅沢なオプションを次々と追加してしまったことも、基礎工事の予算を圧迫する一因となりました。これからお風呂のリフォームを検討している方には、まずは目に見える美しさよりも、家の構造を健全に保つための予算を最優先に確保することをお勧めします。お風呂リフォーム費用は単なる設備の買い替え代金ではなく、住まいの土台をメンテナンスするための維持管理費であるという意識を持つことが、私のような失敗を防ぐ唯一の方法です。新しくなったお風呂は非常に快適ですが、あの時の冷や汗をかいた経験は今でも忘れられません。