せっかくリフォームで新しくした門扉も、日々の手入れを怠ると次第にその美しさや機能が損なわれてしまいます。門扉を15年、20年と長持ちさせるためには、素材に合わせた適切なメンテナンスが欠かせません。最も一般的なアルミ製の門扉の場合、サビには強いものの、付着した汚れや塩分、大気中の汚染物質を放置すると、白い点状のサビや腐食の原因となります。半年に1回程度は、水を含ませた柔らかい布やスポンジで表面を優しく拭き取りましょう。特に道路に面している場合は、排気ガスの汚れがつきやすいため、中性洗剤を薄めた液で洗浄した後、しっかりと水で洗い流すのが効果的です。木製の門扉の場合は、さらに細かなケアが必要です。雨風にさらされることで木材が乾燥し、ひび割れや腐食が発生しやすいため、2年から3年に1回は防腐・防カビ効果のある塗料で再塗装を行うことが推奨されます。また、素材を問わず共通して重要なのが、駆動部のメンテナンスです。門扉のヒンジや丁番といった可動部分は、長年の使用で油切れを起こし、動きが悪くなったり異音が発生したりします。半年に1回は、シリコンスプレーなどの潤滑剤を軽く吹きかけることで、スムーズな開閉を維持できます。この際、油をつけすぎると埃を吸着して逆効果になることがあるため、余分な油は拭き取ることが大切です。さらに、錠前のメンテナンスも忘れずに行いましょう。鍵穴に埃が溜まると鍵が回りにくくなるため、専用の鍵穴スプレーを使って洗浄するか、掃除機で埃を吸い出すのが有効です。市販の油を鍵穴に入れると、中で油が固まり故障の原因になるため、必ず専用の製品を使用してください。門扉のリフォームは大きな出費を伴うものです。日常のほんの少しの気遣いと定期的な清掃、そして可動部への注油を行うだけで、部品の寿命は劇的に延び、修理費用の節約にも繋がります。家を訪れる人が必ず触れる場所だからこそ、常に清潔でスムーズに動く状態を保つことは、住む人の人柄や住まいへの愛情を映し出す鏡のようなものだと言えるでしょう。
門扉のリフォームを長持ちさせる手入れのコツ