住まいのリフォームにおいて水回りの刷新は最も優先順位が高い項目の一つですが、その中でもお風呂リフォーム費用は工事の規模や選ぶ設備のグレードによって大きく変動します。一般的に戸建てやマンションで主流となっているシステムバスからシステムバスへの交換を行う場合、お風呂リフォーム費用の中心的な価格帯は60万円から100万円程度が相場とされています。この金額の内訳を詳しく見ると、まずは新しい浴槽や壁パネル、水栓器具などの設備本体代金が大きな割合を占めます。標準的な機能を備えた製品であれば定価の4割から6割引き程度で提供されることが多く、本体価格だけで40万円から70万円ほどを見込むのが現実的です。次に重要なのが工事費です。既存の浴室の解体と撤去処分には約5万円から8万円、新しい浴室を組み立てる設置工賃に約10万円から15万円、さらに配管の接続や電気工事、入り口の壁の補修などに約10万円から15万円程度が必要となります。これらを合計すると、標準的な工事でお風呂リフォーム費用は80万円前後になるケースが多いのです。しかし、タイル張りの古い在来工法のお風呂からシステムバスへ変更する場合は注意が必要です。タイルを剥がす作業に手間がかかるだけでなく、長年の湿気で床下の土台が腐食している可能性が高いため、補修費用として別途10万円から20万円ほど追加されることがあります。そのため、在来工法からのリフォームでは総額で100万円から150万円程度を見込んでおくのが無難です。また、マンションの場合は共用部分の養生や搬入経路の制約があるため、戸建てよりも人件費が数万円上乗せされることも珍しくありません。お風呂リフォーム費用を正確に把握するためには、単にカタログの製品価格を見るだけでなく、現在の浴室の構造をプロに診断してもらい、解体から仕上げまでの全工程を含めた詳細な見積もりを提示してもらうことが不可欠です。予算に合わせて浴槽の素材や浴室暖房乾燥機の有無などを調整することで、自分たちにとって最適なコストパフォーマンスを実現できるでしょう。
お風呂リフォーム費用の相場と内訳を徹底解説