和室の床をリフォームしたいけれど、できるだけ出費は抑えたい。そんな方に向けて、畳からクッションフロアへの変更費用を最小限に抑えるためのアドバイスをいくつかご紹介します。まず、最も費用を左右するのは「下地をどこまで作り込むか」という点です。本来、畳を剥がした後は段差解消のために本格的な木工事が必要ですが、もし隣の部屋との段差を気にしない、あるいは多少の段差があっても許容できるのであれば、厚手のベニヤ板を敷くだけで済ませるという簡易的な手法もあります。これだけで大工さんの工賃を数万円単位で節約できます。次に、材料の選び方です。クッションフロアには1.8ミリ程度の住宅用と、2.3ミリ以上の店舗用がありますが、家庭用であれば薄いタイプの方が安価で、かつ加工もしやすいためDIYには最適です。また、ホームセンターのアウトレットコーナーやネット通販の在庫処分品を狙えば、1平方メートルあたりの単価をさらに下げることが可能です。さらに、畳の処分についても工夫の余地があります。多くの自治体では、畳を自分自身でクリーンセンターへ持ち込むことで、業者に依頼する費用の数分の1で引き取ってもらえます。軽トラックをレンタルしても、そちらの方が安く済むケースが多いです。リフォーム業者に依頼する場合でも、相見積もりは欠かせません。内装工事を得意とする地元の小さな工務店であれば、大手のリフォーム会社に比べて広告費や中間マージンがかからない分、安く請け負ってくれることがあります。その際「クッションフロアの端材が出ても構わない」「家具の移動は自分たちで行う」といった条件を提示することで、さらに値引きの交渉がしやすくなります。ただし、安さを追求するあまり、カビ対策を怠ってはいけません。畳の下は湿気が溜まりやすいため、下地の合板を張る前に必ず防湿シートを敷くことを忘れないでください。この数千円の投資を惜しむと、数年後に床下が腐敗し、結果的に高額な修理代がかかることになりかねません。賢く節約しつつ、要所にはしっかりと予算をかけるメリハリが、成功するリフォームの秘訣と言えるでしょう。