築20年のマンションにある、使い道のなかった6畳の和室を、自分だけの和モダンな寝室にリフォームしました。以前は普通の畳に古い色味の木枠がある、どこにでもある和室でしたが、今回の改装で驚くほどお洒落な空間に生まれ変わりました。まず最初に行ったのは、畳を樹脂製のシックなチャコールグレーのスクエア畳に交換したことです。縁がないため、部屋全体が広く、すっきりとした印象に変わりました。壁紙は思い切って、4面のうち1面を深い藍色の布クロスにし、残りの3面は和紙のような質感の落ち着いたベージュで統一しました。この色のコントラストが、まるで高級旅館のような非日常感を演出してくれます。照明については、天井の主照明を撤去し、ベッドサイドに和紙のスタンドライトを配置。さらに、クローゼットの扉を木目調のルーバー扉に変更し、その隙間から室内の光が美しく漏れるように工夫しました。このリフォームで最も満足しているのは、窓の障子をウッドブラインドに変更した点です。ダークブラウンの木製スラットから差し込む光のラインが、グレーの畳の上に落ちる様子は、眺めているだけで心が安らぎます。以前は寝るためだけの場所だった部屋が、今では読書をしたり、静かに自分と向き合ったりするための大切な隠れ家になりました。和モダンというスタイルを選んだ理由は、洋風の機能性を持ちながらも、日本人が持つ低く暮らすことへの安心感を大切にしたかったからです。ベッドフレームもあえて高さの低いロータイプを選んだことで、天井までの空間が広く感じられ、圧迫感が一切ありません。リフォームにかかった費用は約45万円ほどでしたが、毎日の睡眠の質が劇的に向上し、精神的な満足度はそれ以上のものでした。自分の感性に素直になり、好きな素材と色を組み合わせることで、小さな和室が世界で一番落ち着く場所へと進化を遂げたのです。毎晩、この部屋の扉を開けるたびに、リフォームをして本当に良かったという幸福感に包まれます。これからは、季節に合わせて枕カバーの素材を変えたり、一輪挿しの花を飾ったりして、より自分らしい和モダンの世界を深めていきたいと考えています。住まいを整えることは、人生を丁寧に生きることだと、このリフォームを通じて実感しました。
寝室を和モダンに改装して心から安らげる隠れ家を作った記録