築20年が経過した我が家のトイレは、床の汚れが落ちにくくなり、暗い印象を与えていました。そこで、初めてのDIYとしてクッションフロアのリフォームに挑戦することにしました。まず準備したのは、2メートルほどのクッションフロアシートと、専用の強力な両面テープ、そして型紙用の古新聞です。トイレは面積こそ狭いものの、便器の曲線部分や配管の出っ張りがあるため、カッティングの精度がすべてを決めると聞いていました。まず、新聞紙を隙間なく床に敷き詰め、便器の形に合わせて丁寧に切り込みを入れて正確な型紙を作りました。この型紙を新しいクッションフロアの上に載せて、油性ペンで印をつけ、少し余裕を持って大きめにカットしました。古い床の上に重ねて貼る方法もありますが、今回は衛生面を考えて古いシートを剥がすことにしました。剥がした後の下地には古い糊が残っていたため、スクレーパーを使って1時間をかけて平らに整えました。この地道な作業が、完成後の足触りを左右します。いよいよシートを敷く段階では、便器の根元に切り込みを入れ、隙間ができないように慎重に押し込んでいきました。専用のローラーを使って中央から外側へ空気を抜いていくと、シワ1つない真っ平らな床が現れました。最後に壁との境界にコーキング材を塗って防水性を高め、作業開始から5時間でリフォームが完了しました。選んだ柄は明るいテラコッタ調で、以前の古びた床とは比較にならないほど空間が明るくなり、まるで新築のトイレのような清々しさです。かかった費用は材料費だけでわずか8000円ほどでしたが、自分で苦労して仕上げた分、達成感は格別でした。クッションフロアはハサミやカッターで加工ができるため、DIY初心者でも道具さえ揃えれば十分に高品質なリフォームが可能です。今回の経験で自信がついたので、次は洗面所やキッチンの床も自分好みの色に張り替えてみたいと考えています。家の中の小さな場所から自分自身の手でアップデートしていく楽しさは、暮らしへの愛着をより一層深めてくれる素晴らしい体験となりました。
トイレの床をクッションフロアで自作リフォームした体験談